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2010.04.22 (Thu)

彦根城と八景亭

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 古い話で40年程以前学生だった私は、親友と滋賀県の彦根を訪ねたことがあります。京都に宿泊していた私達は車で名神高速道路を東へ一時間程走り彦根に着きました。彦根は徳川譜代四天王の一人井伊直政を、藩祖とする井伊家代々の城下町であります。初めて彦根を訪ねた私達は先ずはお城へと、付近の駐車場に車を止め天守閣の方へ歩きました。その多くが街の中心部にお城だけ今の時代に違和感を感じさせる様にそびえ立つのと異なり、お城を含めこの付近一帯が昔のまま調和のとれた形で残り、江戸時代へとタイムスリップさせてくれる様な印象を受けました。近くに琵琶湖を臨むこの山城は、築城当時の姿をほとんど変えず残っており国宝に指定されております。立地条件や築城様式においても、又その規模・華麗さからも姫路城とは異質なもので、幕府から近畿一円保守の為に遣わされた譜代の大藩井伊家の居城らしく、堅固そのものの中に質素ではあるが表現しようのない美しさを感じさせます。一部の木料には浅井長政の小谷城、羽柴秀吉の長浜城、石田三成の佐和山城を経て、この彦根城に現在も生きている物があるそうです。さて昼過ぎお城を後にした私達は空腹を感じておりました。前述した通りの所で付近に飲食店など見当たりません。が歩くうちに、旧家の屋敷を思わせる様な佇まいの家の入口に、「お食事ご用意出来ます 八景亭」の看板を見つけた。状況から選択の余地はないと訪ねると、メニューは懐石料理のコースのみで昼食としては値の張るものでした。仲居さんに案内され部屋に通された私達は、「あっ」と驚き言葉も出ない状態になってしまいました。その窓からの“風景の美しさ”です。この部屋に通されるまでの様相からは全くかけ離れたものでした。金縛りにされた様な一瞬の空白から我を取り戻して尋ねてみると、この八景亭を上屋敷として、お隣の楽々亭 (幕末の大老井伊直弼はここで生まれたそうです) を下屋敷として、井伊家が日常の生活に使用していたとのことで、現在双方とも国の重要文化財に指定されているそうです。唐代中国のそれをイメージして造られた回遊式庭園は“玄宮園”と名付けられ、池のほとりに浮かぶ様に建つこの部屋からの眺めは、表現しようのない妙を与えてくれました。お料理の方は土地柄山・川の食材を中心とした、京懐石に比べるとあまり凝らないどちらかと言うと素朴な感じではありましたが、この景色との取り合わせもあってとても美味しく頂けました。又、予約をすれば宿泊することも出来るそうです。帰路の運転の為酒を友人にのみ譲ったことが、ただただ心残りでこの八景亭を後にしました。彦根に魅せられた私は、その後も何回かこの地へ足を運ぶことになります。



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